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エンジニアに「退職の自由」はあるのか?:IT訴訟解説 Yahooニュース

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略してプロサラの阿部です。

 

今日も一つYahooニュースをプロサラの視点でお伝えします。

 

今日のYahooニュースはこちら。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

今日の記事は

 

“「システム開発プロジェクトの途中で退職したエンジニアに、仕事を完成させる義務はあるのか」という裁判”

 

に関する記事です。

 

非常に興味深いですね!

 

記事を抜粋しながら、お話させて頂きます。記事によりますと、

 

まず、前提となるのは

 

“他の業種であれば、どれほど中途半端な状態で仕事を放り出したとしても、会社を辞めればその責任を問われることはまずない。しかしIT業界では、エンジニアの退職時に知識やスキルを移管できるかどうかによって、会社に大きな損害をもたらすこともある。”

 

んー。

まあ、確かにそうなんでしょうが、チョッとIT業界を特別視し過ぎの感も否めない感じもします。が、当事者ではないので、そうなんだーという前提として始めましょう。

 

“今回取り上げるのは、社員の退職で被った損害を会社が賠償請求をした裁判”

 

”ソーシャルゲームの開発を目的として設立した会社で、ゲーム開発を行っていた複数の従業員が、開発中のゲームのリリース前に退職した。途中で主要な開者を失ったプロジェクトは大幅に遅延して、リリース時期も延期となった。

これについて会社側は、プロジェクトの遅延とリリース延期は退職した社員たちが仕様書も作成せずに突然退職したことが原因であり、これは民法上の不法行為に当たるか、労働契約上の債務不履行に当たるとして、退職した社員らに5400万円の損害賠償を求める訴訟を提起した。“

 

ここで重要なのは、

 

プロジェクトの途中で退職したことに対する損害賠償請求ではなく

 

仕様書を作成せずに退職したことに対する損害賠償請求

 

だというところですね。

 

会社側も、退職は憲法で保証されている「職業選択の自由」があるので勝てない。なら、実際に仕様書を退職者達が作っていなくてプロジェクトが遅れたんだから、そこを争点にしよう、ということなのでしょう。

 

面白いところを争点に持ってきましたね。

 

裁判所の判決は、

 

”会社側が主張するように、プログラミングを伴うゲームの開発を担当する従業員が退職する場合に、当該ゲームの開発に関する開発設計仕様書が存在しないと、後任者は開発途中のプログラムを解読するのに時間とコストを要する。開発設計仕様書が作成されていれば、時間とコストを低減させることができたものと認められる。“

 

“しかしながら、他方で、開発設計仕様書はゲームの完成に必要な書面ではなく、その作成には相当程度手間と時間を要するものであり、開発担当従業員が退職することや開発の一部または全部を後になって外注することが常に想定されているとも言い難いことから、開発設計仕様書を作成するよう明確な指示がなくても、信義則上、又は雇用契約上、当然に作成しなければならない義務があるものとまでは認められない。”

 

要は、

 

“裁判所は「会社から特に指示がないのに、設計書などのドキュメントを作成する義務は従業員側にない」と述べて、会社側の請求を棄却した。”

 

ここから先の記事は、筆者さんの主観なので割愛します。

 

それと、本裁判ではいつものように、いくつかの条件を踏まえた上での判決です。

 

“開発担当従業員が退職することや開発の一部または全部を後になって外注することが常に想定されているとも言い難い”

 

もし、想定出来るような事例であれば判決は変わったかもしれませんし、

 

なんといっても

 

“開発設計仕様書を作成するよう明確な指示がなく”

 

じゃあ、仕様書を作成することを指示されていて作らずに辞めた場合もどのような判決になるかはわかりません。

 

が、ここからは主観です。

 

やっぱりサラリーマン・ウーマンはサラリーマン・ウーマンよね

 

プロサラ格言

 

転7. 辞める時は会社の都合に合わせる必要なし!

 

だって、我々はサラリーマン・ウーマンなんですよ。

 

会社同士の契約、リスクを負うべきは会社でしょう。

 

開発遅延リスク、従業員退職のリスクも会社は負っている!

 

とワタクシは考えます。

 

こういったリスクを回避するために、会社は我々サラリーマン・ウーマンをマネジメントしている

 

今回の記事では、なぜ社員達が辞めたのかが言及されていませんのでわかりませんが、

 

社員はなんらかの不満があってプロジェクトが途中なのに会社を辞めた

 

としか考えられない。

 

給料が安かったのか、毎日深夜まで仕事をさせられたのか、上司が無能だったのか、ハラスメントがあったのか、わかりません。

 

ですが、

 

そもそもは、会社が我々サラリーマン・ウーマンのマネジメントをミスったから起こった遅延

 

とワタクシは考えています。

 

バイト、パート、外注などで増員しても良かったし、途中途中ボーナス出しても良かった。

 

そんなことしたら採算が合わない

 

採算が合わない仕事を取って来る方が悪い。

 

何があったのかはわかりませんよ。例え話であり、仮定の話です。

 

ですが、

 

そういった会社の落ち度を我々サラリーマン・ウーマンに求めて来るのは筋が違う!

 

プロサラ格言

 

転6. 社員の善意に甘える会社は辞めて良し

 

今回はまさにコレ。

 

今回の状況ですと、仕様書を作るのも我々サラリーマン・ウーマンの善意によるものとも言えます。

 

採算が悪いのを社員に押し付けてきたのだとすれば、それも我々サラリーマン・ウーマンに善意で働いてくれると思ってたからかもしれない。

 

極悪の環境下でも、仕事を貫徹してくれるサラリーマン・ウーマンの善意に甘えたのかもしれません。

 

わかりませんが、プロサラとしてお伝えしているのは、

 

我々サラリーマン・ウーマンは慈善事業で会社に従属してるわけじゃない。キッチリ仕事をして、会社に利益をもたらす。その分の対価は払ってもらう。

 

お互い、そこに善意を求めるべきではない!

 

妥当な判決だったと思います。

 

現状にご不満の方もご相談ください

 

coconala.com

 

今日もお読み頂きありがとうございました!

 

以上、仕事が合わない、会社が合わない、スキルを磨きたい、キャリアを上げたい!

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